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保護猫情報

市民の会の保護猫に関する情報を投稿してください。

子猫の幸せ🍀と母の涙

今年も子猫の季節がやってきました。

私たちはブリーダーではありませんから、子猫の出現は決して喜ばしい事ではありません。

毎年この時期には「今年は子猫見ないね。少なくなったね。やっと成果がでてきたね」と仲間と喜び合いたいと思ってきました。
そのために成猫の不妊、去勢手術は重要です

しかしどうしても捕獲器に入らない猫や、子猫が現れて初めて周囲の人が危機感を持つ場合もあります。

生まれてしまった子猫については、適切な里親さんを探して幸せになって貰いたいと願っています。

数をコントロールする事は、そこでしか生きられない猫たちの環境の悪化を食い止めることに繋がります。

しかしその為には、母猫から子猫を引き離すことは避けられません。

その時期が遅くなる程、子猫の人への馴化は遅れます。

生後2ヶ月位でももう立派なノラの子です。
動きは俊敏で、敵意を剥き出しにし「シャアシャア!バシッ!」と威嚇します。同じ兄妹でも個体差もあって、案外早く馴れる子もいれば、いつまでも警戒心を解いてくれない子もいます。
性差は関係ありません。

理想を言えば生後1ヶ月過ぎ、離乳期の頃に保護するのがベストです。

しかしそれは私たちの都合です。
母猫の気持ちになって考えてみると…

は妊娠すると大きなお腹を抱えて、安全に出産、子育て出来る場所を探し回ることでしょう。

生後1ヶ月過ぎ、母乳だけでは足らなくなると子猫たちのご飯をどこで手に入れようか?そこは安全か?
と頭を悩ませることになります。

複数の猫が同時に出産するシーズンには餌場の取り合いになることもあります。

一腹の子猫が首尾よく保護された後、待ち構えていたように他の猫(多くの場合、親や姉妹です)が自分の子猫を連れてくる
というのはよくある光景です。

信頼していた餌やりさんのところへ
「この子たちのご飯をお願い!」と紹介したとたん、子猫たちを奪われたらどんな気持ちがするでしょう

子猫の入った捕獲器の上に乗り、必死に助けだそうとしている母猫を見た事があります。

最近知人から驚くべき話を聞きました

餌やりをしていた猫が4匹の子猫を産んだので、里親さんを見つけようと3匹家に入れ2階の1部屋で世話をしていたそうです。しかし、そのうちの2匹は13日目に母猫によって奪い還されてしまいました。

そのやり方が凄いのです。
家の側の梅の木からベランダに移り、ベランダのない隣の部屋の網戸を開けて咥えて連れて行ってしまったそうです。

我が子がこれから幸せになるための善意の保護か?
それとも死んでも構わないという悪意の遺棄か?
母猫にとって、それは知るよしもないことです。

猫が捨てられるある場所には、どうしても野良が産んだとしか思えない子猫たちがまとめて捨てられていることがよくありました。

餌はやっても母猫の手術は出来ない、する気がない
或いは餌もやっていないのに勝手に物置で子猫を産んだ。このままではどんどん増える。取り敢えず捕まる子猫だけでも何処かに捨ててこよう
とでも考えたのでしょうか!?

言葉の通じない悲しさですが、親子を引き離す時は「安心してね。子猫は悪いようにはしないからね」
と伝えています。

そして手術の終わった母猫には「もう子育てに悩む事はないのよ。後はゆっくり過ごしてね」と今までの労をねぎらいます。

お母さんとの約束を果たす為にも、私たちは子猫に生涯の安心と幸せの場を提供する責任があります。

そしてお母さん猫に何度も悲しい子別れを体験させないために是非とも不妊手術をしてあげたいのですが、どうしても捕まらない猫は私たちの悩みの種です。

 

2匹の子猫の遊びを見守るお母さん
まだまだ気は許せません

 

こんな風に親子で保護することもあります。

 

 

手術すみのお母さんに甘える2ヶ月半の子猫

もうおっぱいは要らないんだけど、ときにはこんな時間も。
普段はおとなしいお母さんで3匹の子猫はゲージの外で遊んでいます。
しかし、一旦子猫が入ると外敵(私)に対して警戒モードとなり、威嚇を始めます。

レオン物語り

私たちは主に、ノラを手術して増えるのをふせいだり、飼い主のいない猫を保護して、新しい飼い主を探す活動をしていますが、時には譲渡出来ないと分かっていても保護せざるを得ない場合があります。

レオン(年齢12~3才)もそうでした。
レオンは私の餌場に時々やってくる猫でした。

茶白の長毛でキレイなコでしたが、慣れていなかったので、2012年の1月去勢後放しました。1~2才の若いおすでした。

他に本命の餌場があるらしく、半年位姿が見えない時もありました。
でも、時々はまるで安否確認のように現れ、他のネコと一緒に何日かご飯を食べ、そしてまたどこかへ消えて行きました。

長い毛がだんだん汚れて毛玉ができましたが、ノラだから仕方ない、ご飯を食べている間は一寸触らせるけど、それ以上のことは出来ないので、あまりそんな姿は見たくないと、正直思いました。

ところが3年前の夏、まるでボロをまとったような姿で頻繁に現れるようになりました。

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正直、こんな姿は見たくなかったので、今回も早く本命の餌場に戻って欲しいと思いました。
しかし、どこにも行かず、毎回待っているのです。仕方なく保護を決意しました。

捕獲して、動物病院に連れて行き、麻酔をして毛を刈って貰い、血液検査もして貰いました。
AIDS陽性で、貧血もありました。
歯もかなりボロボロでしたが、麻酔の関係上、その日の抜歯は無理と判断され、抜けかかっている2本のみ抜き、あとは後日と言うことになりました。

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だんだん毛ものびて、家庭内ノラなりに家の中には慣れてきましたが、口内炎が悪化して抜歯したり、腎臓が悪くなって、点滴するために追いかけ回したり、大変な2年でした。

口内炎には永いこと悩ませられました。
時には、もう寿命かな?
と思ったレオンでしたが、夏頃には回復し、体重も増えてきました。

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そんなある日、突然姿を消しました。
と言っても、私の不注意なんですが、、、

我が家は庭をすっぽりフェンスで囲っていて、リビングのネコだけが出入りできる構造になっています。

ノラだったレオンはやはり外が好きで良く高い所に登っていました。

洗濯物を取り込んだ時に入り口の戸を閉め忘れたのです😣

幸い、他のネコは出ていません。
お婆さんばかりなので…

しかし、レオンは筋金入りのノラです。
このチャンスを見逃す筈はありません。

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それでも、私は余裕でした。
2年以上もいたのだから、きっと帰って来るとたかをくくっていました。

しかし、レオンは帰りません。
一週間、中のネコが出ないように細工して、入り口を開けっ放しにしましたが、全く姿を見せませんでした。
家の周りに置いた餌を食べていたのは他のネコでした。

その気になれば戻れる筈です。
2年居ても結局我が家だとは思ってもらえなかったようです。

考えてみれば、この2年間レオンにとっては受難続きでした。

2度も麻酔をかけられ、毛を刈られ、歯を抜かれ、追いかけ廻されては病院に連れていかれて血を抜かれ、注射され、家ではふたりがかりで、補液されました。
こちらは助けたい一心でもレオンにとっては、虐待以外のなにものでもなかった事でしょう。

レオンがいた畑は我が家から500メートル位しか離れていません。屋根の上からいつもそちらを見ていたような気がします。

レオンの身になって考えれば、帰りたくないのも分かるような気がしました。

こんな家、二度と戻るか❗あばよ❗

と意気揚々と出て行った姿が想像出来て、次第に諦めの心境になりました。

自分の意志で出て行ったので、探すつもりはありませんでした。
健康体だったのが、せめてもの救いでした。
10年もノラ生活をしていたのですから、生きる術は身につけている筈です。

看取りをしなくて良くなった
と、少しほっとしたのも事実です。
看取りはやはり辛いです。

元気で頑張れよ‼️

と、陰ながら応援する事にしました。

ところが…

すっかり諦めていた23日目

夜毎日家の前にご飯を食べにくる猫が一匹いるのですが…
その子のご飯を横取りしている猫がいます。
サッと隣の敷地に行きましたが、白っぽい足でした。
もしや?と思い
レオン?
と呼び掛けると
にゃ~!
と甘い声で返事をしました。
家の中では決して聞かれない声です。
その後は美味しいおやつで庭まで誘導し、フェンスの戸を閉めました。

ここまで来れば、もう大丈夫です。
私はゆっくり眠りました。
9月28日にあばよ❗
と出て行ったレオンは10月21日
ただいまぁ~❗
と、戻ってきました。

長毛なので分かりにくいのですが、かなり痩せてはいたものの、怪我もなく、風邪もひいている様子はありませんでした。

帰ってからは再び不機嫌なレオンに戻り、食器棚の上を定位置にして触られる事を拒んでいます。

元々触られる事はキライな猫のようですが、外にいた頃は注意を引くためににゃあ~
と愛想鳴きをし、食べてる間だけチョコっと触らせてくれました。
生きる知恵なんですね。

家に来てからはちやほやされる一方なので、まるで反抗期の息子のように無口です😰

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暫くは食べては寝るの生活でしたが、体力が回復した今では…

また旅に出たくなったのか?毎日、見張り台で私がまたヘマするのを期待して、見張っています。

それにしても、23日間一体どこに行っていたのでしょう
きっとご飯にありつけなかったんでしょうね。

充分に食べられる環境にあったなら、帰って来なかったかもしれません。

2022年11月 記

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若き日のレオン 2012年1月手術の時

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抜歯と二度目の毛刈り

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瞑想するミニライオン、レオン

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里親さんが決まりました(キキ、ろでむ、モカ、ラテ、ぐり、ピノ)

みんな幸せ🍀になるんだよ❗

 

キキちゃん♀️(三毛猫)

ロデムちゃん♀️(黒猫)→向かって左

2匹は姉妹ではありませんが、姉妹同様に育ちました。

だから動物好きなご家族に2匹一緒に迎えられてとても嬉しいです!

 

2匹ともとっても活発で、何にでも興味があるらしく、直ぐにそばに寄ってきます😃

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ゲスト参加の保護主さんの子猫たちです。
この時期(1月)には珍しい子猫と言うこともあったのかもしれませんが、初参加で里親さんが決まりました。

多頭崩壊現場からの保護で状態が悪く、譲渡出来るようになるまでは大変だったようです。
苦労が報われましたね😃

ラテちゃん♀️(キジシロ)

モカちゃん♀️(きじとら)

こんにちは!
先日子猫たちをお届けしてきました。
ご家族みなさんでお迎え準備して待っていてくれました。

本当に良いご縁が結ばれて良かったと思います。
ありがとうございました。
2匹とも女の子らしいとっても可愛い名前を付けてもらいましたよ😃

 

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ミルちゃん♀️(きじ長毛)

3歳のお姉さん猫さんのいるおうちの2匹目として迎えてもらいました。
ゆっくり仲良くなってね❗

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ぐりちゃん♂️(シャム系)

7kg越えの巨体の持ち主で、外にいた時は他の猫たちを怖がらせていました。
保護して10カ月目にご縁があり、今では溺愛されて一人っ子生活を満喫しています😃

 

外にいた頃のワイルドなぐりくん。

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ピノちゃん♀️(きじとら)

保護した時はまだ離乳前で、3匹の兄妹の中でも一番小さく「無事に育っかなぁー」と心配しました。
その後順調に成長し、兄妹の中では一番初めにご縁が繋がりました。

新しいお家には猫のお兄ちゃんと人間のお兄さんがいます。
猫のお兄ちゃんのマシュマロくんは2年前にひだまりから譲渡されました。
人間のお兄さんは会場で「この子がいい❗」とピノちゃんを選び、名前も付けてくれました。

猫のお兄ちゃんと。
結構元気なマシュマロくんですが、ピノちゃんに押され気味のようです。
きっと手加減してくれているのね😃

人間のおにいさんに寄り添って眠るピノちゃんです。選んでくれたのが分かるのかな?

血の繋がった正真正銘の兄妹です。
一緒に遊んで楽しかったね❗
いつか別れの時はくるものね、、

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支援物資のお礼

ザ.シティ相模大野店様よりa/d缶48個とブランケット7枚のご寄付を頂きました。
最近のフード類の値上げは凄まじい物があり、悲鳴を上げています。
ストレスから一時的に不食に陥ったり、病気になっの子たちの栄養補給に欠かせないa/d缶も例外ではありません。
大切に使わせて頂きます。

ブランケットは肌触りも良く、猫たちも大喜びです。

いつもありがとうございます🙇

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支援物資のお礼

ザ.シティ相模大野店様よりたくさんのキャットフードを頂きました。
フードが値上がりし、途方に暮れていたところです。
いつもご支援、ありがとうございます🙇