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12月, 2023:

2023年を振り返って

今年はどんな年だったでしょうか?

一言でいうと、とても困難な年でした。
世界を見渡せば、ロシアとウクライナの戦争は終息のめどが立たず、それどころか、新たな地域でくすぶっていた火種が再燃しました。

CO2排出による異常気象のため、あちこちの国で森林火災が発生しました。

人間の理不尽な行為に対して、抗議することも出来ずひたすら逃げ惑う動物たちの姿を想像すると胸が痛みます。

異例の猛暑で会場も7月末~9月中旬のほぼ2ヶ月間休まざるを得ませんでした。

コロナは終息に向かい(実際は分かりませんが)街に活気が戻りました。
しかし、こちらも困難に直面することになります。

あの場をお借りして20年以上平穏に続けてきた譲渡会ですが、警察の情報によると苦情が多く寄せられるようになったそうです。

私たちの活動を必ずしも歓迎しない人たちが存在するという現実に向き合う事になりました。

 

辛いことを数えあげればきりがありませんが、勿論良いことや嬉しい事もありました。

会場での出会いで多くの猫たちに新しい家族ができました。
幸せに暮らす画像やメールを受けとる時は「これまでの苦労が報われた」
と思う至福の時です。

募金とフードや布類等の生活用品の差し入れも有りがたかったです。
フードや砂が驚く程値上げされ、沢山の保護猫を抱える身には、ひときわ堪えます。

相模原市とボランティアの共同で始まった事業も11年目を迎え、ゆっくりではありますが軌道に乗りはじめました。

度々起こる多頭飼育崩壊に対してもボランティアに丸投げするのではなく、行政主導で臨時譲渡会を開催して対応するようになったことは、10年前には考えられなかった嬉しい驚きです。

温暖化とは言え、冬の寒さは零度を下回る日もあり、外で暮らす猫たちには厳しい季節となりました。

身体の弱った猫や老猫の中には、この季節に命を落とす子も少なくない事でしょう。

どうか、春まで生き抜いて欲しいと願うしかありません。

 

本年度のご支援に感謝しつつ、2024年は穏やか年になる事を心よりお祈り申しあげます。

里親さんが決まりました (富士子と舞子)

富士子と舞子

姉妹ではありませんが、一年以上同じ屋根の下で暮らしてきました。

ご縁があったのは20年前にキジトラの大きな男の子を迎えて下さったご夫妻です。

おうちゃんと名付けられたその子は、その後保護された全盲の子猫リンリンちゃんと大切に育てられました。

そして5ヶ月前、2匹が天寿を全うしたのを機に、あらためてふうちゃんと舞子ちゃんを家族に迎えて下さることになりました

 

活発なハーフは富士子ちゃんになりました。

今日は遠いところありがとうございました。
夕方私が出掛けた後で夫がカリカリをあげたら富士子ちゃんは速攻食べたそうです。

舞子ちゃんは多分食べてないです。足音や冷蔵庫の開け閉めの音、電子レンジの音に敏感に反応してるようです富士子ちゃんはだいぶリラックスしてきて今は寝ています。舞子ちゃんは最初はウー、シャーでしたが今はやや緊張といった感じです。

 

2匹の反応はほぼ想定内ですね。
全ては時間が解決してくれると思います。
障害を持って生まれたリンリンちゃんを慈しんでお世話したお二人なら安心してお任せできます。

譲渡する猫たちのエリアにはテレビや冷蔵庫はないので、これから色んな生活音に馴れていくんでしょうね。

馴染むまでは気苦労も多いかと思いますが宜しくお願いします

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こんにちは。近況報告です。

富士子ちゃんは食欲旺盛で、活動的で今もヒモで遊んでいます。舞子ちゃんはだいぶ落ち着いてきたようで触らせてくれるようになりました。

でも舞ちゃんをかまっていると、どうやら富士子ちゃんはヤキモチを焼くようで、割り込んできたり、舞ちゃんを噛んだりします。
軽くですけどね。

舞ちゃんとは徐々にですが距離が縮まってきてる気がします。

 

ふうちゃん、舞ちゃんは同い年の女子ということもあり、確かに火花が散ることもあるかもしれませんね。

新しい環境に馴染むためには、舞ちゃんにとってふーちゃんは必要な存在でした。
いくら猫同士が仲良しでも、臆病なペアだとガッチリ組んで人に慣れようとしません。
2匹はべったり仲良しじゃなくても、同じ屋根の下にいた顔見知りです。何となくいるな~
という位でお互いの存在を認め合える仲になれば良いですね。
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今日で舞ちゃんと富士子ちゃんが来て一週間になります。

富士子ちゃんは予想通りよく食べよく遊んで眠くなったらその場で寝る。と、いった感じです。

舞ちゃんはケージから出ると棚の上まで登って引きこもります。
が、夜はケージに戻りナデナデさせてくれます。お腹も触らせてくれます。

食欲もあるし、トイレも問題無いです。富士子ちゃんと足並み揃えてとはいきませんが、それぞれのペースで慣れてくれればいいと思っています。

外が気になるのか(鳥がいっぱいいるので)障子の穴がどんどん大きくなります

可笑しい位、予想通りの展開ですね

富士子ちゃんは富士子ちゃんらしく、舞子ちゃんは舞子ちゃんらしいです。この行動パターンは暫くは変わらないと思います。
最近の舞子は1日の大半を2階の棚の上で家庭内野良のお兄さんやお姉さんと一緒に過ごし、夜中の缶詰めタイムの時だけ下に降りて、くれ!くれ!アピールをしていました。
このまま我が家にいたら、すっかりそのグループに取り込まれ、家庭内ノラ軍団の一員になってしまうのではないか?
ととても心配でした。
猫は案外周りの影響を受けやすいのです。🌃ケージに戻ると聞いて安心しました。そこはリラックスゾーンだと分かっているんですね。その時は警戒の鎧を脱いで甘えられるのでしょう。
そんな場所や時間が増える事を願っています。

やはり想像通りでしたか…舞ちゃんはキャットタワーの1番上にいると思えば、まぁいいかといったところです。

本当にケージに入ってる時と棚の上でこもってる時とは別の猫なんじゃないかと思うほど反応が違って驚きます。
写真を見ると同じような場所を見つけてこもってるのがよくわかります。

お兄さんやお姉さん達と野良チームで身を寄せ合ってたんですね。

今日はまだ降りてきてないのであとで缶詰めタイムでナデナデさせてもらいたいなぁ〜。

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ふぅちゃんはお転婆で毎日遊んで、イタズラして甘えてパワー全開です。
舞ちゃんはリビングに出て来て一周して戻る。というのを繰り返していてもう棚に引きこもることは無くなりました。
あとは障子の穴から不審者や野生動物を発見することに余念がなく非常に熱心に取り組んでいます。
ニャルソックです
ゴハンをおねだりする時は足元でゴロンしたり、ふぅちゃんが驚くくらいの大きな声で鳴きます。
毎日新しい舞ちゃんが見られる気がします。 
部屋はまあ~それなりになるけど、楽しければ o-k
ふうちゃんはテレビを良く見るようになりました。
チュールもらう時、舞ちゃん立ち上がるんです。ミーアキャットかレッサーパンダの風太君みたいです。
ふぅちゃんはグイグイきます。
動画、繰り返し何回も見ちゃいました。笑っちゃいますね❣

ホント!!   両足でしっかり立位を保っています。
筋力つきますね

ふうちゃんは「まんま」だけど、舞ちゃんには色んな要素が詰め込まれていたんですね。
あのまま我が家にいたら、そんな舞ちゃんは表に出ることもなく、一生を終えることになっていたかもしれません。

我が家の家庭内ノラたちも環境が揃えば、そんな一面を見ることが出来たのかもしれませんが…

不審者も障子の穴からネコが覗いていたら、侵入するのは見合せるでしょう。

静かだったお家にふたりのネコ娘がやって来て、急にドタドタ賑やかになった様子を想像すると自然に笑みがこぼれます。

おうちゃんとリンリンちゃんの事

おうちゃんは保護猫名簿95番です。

平成15年6月に大規模な団地の建て替えにあった時、路頭に迷っていたところを保護しました。

身体の大きな若い♂猫で人懐っこい子でした。
9カ月我が家で過ごした後、翌年6月相模大野の会場でおふたりに出会い、迎えてもらいました。

その後奥様が家の前で保護した全盲のノラの子猫(リンリンちゃ)と一緒に共に家族として20年近い歳月を過ごしてきました。
写真を見てるとリンリンはハンデがある分おーちゃんを頼りにしてておーちゃんは気が強くてワガママなリンリンを可愛がってたような気がします。
それぞれの個性もあるけれど、その関係性もまた魅力のひとつですね。
富士子と舞子も女子同士のつながりとヤキモチと…いろんな表情が見れそうです。

リンリンは幸せだったと思います。もう少し一緒にいたかったけど、できる限りの事はやってあげられたと思います。